みなさん、こんにちは。まるです。
AWSの勉強をしていると、以下の単語をよく見かけます。
- RPO
- RTO
本記事では、RPOとRTO、それぞれの意味をご紹介します。
RPO(目標復旧時点)
RPOとはRecovery Point Objectiveの頭文字から来ています。
日本語では「目標復旧時点」とされています。
システムに障害が発生した場合、「過去のいつ時点のデータまで回復すれば良い?」を示す指標です。
例えば、RPGのゲームアプリで遊んでいる最中に障害が発生したとします。
- RPOが1時間の場合
復旧時、障害発生時点より1時間前のセーブデータから開始する可能性があります。 - RPOが1分の場合
復旧時、障害発生時点より1分前のセーブデータから開始する可能性があります。
RPOが1時間のほうが、精神的にダメージが大きいですね。
RTO(目標復旧時間)
RTOとはRecovery Time Objectiveの頭文字から来ています。
日本語では「目標復旧時間」とされています。
システムに障害が発生した場合、「いつまでにシステムを正常に復旧させる必要があるか?」を示す指標です。
例えば、〇〇Payで支払いをしようとした時に障害が発生したとします。
- RTOが1時間の場合
長くて1時間、〇〇Payでの支払いができません。 - RTOが1分の場合
長くても1分、〇〇Payでの支払いができません。
RTOが1時間だと、〇〇Payしか支払い手段を持っていない場合、焦ってしまいますね。
まとめ
- RPO
システム障害時、どの時点のデータまで回復していれば良い?を示します。 - RTO
システム障害時、いつまでに正常に復旧させる必要がある?を示します。
読者のみなさまの理解に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。